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歴史

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スペイン語は、古代スペインを支配したローマ帝国の公用語であったラテン語の口語である俗ラテン語を元に、アラビア語などの影響を受けながら発達した言語である。

8世紀に北アフリカからイスラム教徒がイベリア半島に侵入し、その後、キリスト教徒によるレコンキスタ(再征服運動)が起こるが、この時期に俗ラテン語がロマンス諸語に変化した。このロマンス諸語が後に、ポルトガル語、スペイン語、イタリア語、フランス語、ルーマニア語などに分かれていく。

イベリア半島では、アラビア語の影響なども受けながらイベリア系ロマンス語が発達し、カスティーリャ、レオン、ポルトガル、そしてイスラム系タイファ王国などで使用されていた。やがてレコンキスタによってカスティーリャ王国は最大の勢力となり、カスティーリャ語が標準語として話されるようになった。このため、現在でも特にラテンアメリカでスペイン語のことをカステリャーノ(castellano,スペイン語の読み方デ"カステジャノ")と呼ぶ人は多い。

その後も歴史の上での出来事によって他の言語の要素が混ざり合う。11世紀以来、北西のサンティアゴデコンポステラへ向かった聖職者や巡礼者によってフランス語の語句が混ざるようになり、また15~16世紀には、イタリアの詩が流行したことが原因でイタリア語の要素が入った。

この歴史的経緯により、文法などはラテン語の規則を多く受け継いでいるが、単語はアラビア語から借用したものも多く使われている。それ以外にも、ギリシア語、バスク語、ケルト語など、さらに植民地や領土との関係から、北中南米の言語からも多くの言葉をもたらされた。



アルファベット・発音

*スペイン語のアルファベットは27文字です、ñ(エニェ)という文字だけは日本語で使われている

ロマ字にはありません。

アルファベット



大文字 小文字 名前 大文字 小文字 名前
A a Ñ ñ エニェ
B b O o
C d P p
D d Q q
E e R r エレ(巻舌)
F f エフェ S s エセ
G g T t
H h アチェ U u
I i V v ウベ
J j ホタ W w ウベドブレ
K k X x エキス
L l エレ Y y ジェ
M m エメ Z z セタ
N n エネ

*以前は、"Ch"(チェ)"Ll"(エジェ)もひとつのアルファベットとして扱われていましたが、

現在はそれぞれ"C"と"L"の項目にアルファベット順に並んでいます。2010年から、"Y"の名称

"ジェ"になりましたが、以前使われていた"イグリエガ"という名称も使えます。


発音

hatsuon

役に立つ表現


  • yakunitatsu1
  • yakunitatsu2
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